引用・出典明記について

変更日 金, 8月 16, 2024 で 2:56 午後

  • 一般公開されているデータや手法を引用すること自体は学術研究における先行研究調査と同様奨励されるべきことですが、その一方で出典を明記せず他者の取組を引用する剽窃行為が残念ながら後をたちません。
  • 技術者倫理を全うすることは知識や技術以前の絶対条件であり、松尾・岩澤研究室では不正行為に対して厳しい対応をとっています。引用が剽窃行為とならないよう、以下の点にはぜひ留意してください。
    1. 外部のデータ・分析手法・図表・文章等を引用する場合には、必ず出典を明記してください(出典なき引用は剽窃と判断します)。
    2. コピー&ペーストそのものでなくても、参照元と同じ手法で分析や可視化を行う場合には出典を明記する必要があります。(過去に少なからぬ受講生がほぼ同じ可視化をしていたことがありましたが、このような可視化を成果として評価対象とすることはできません。)
    3. データ分析とモデル開発においては、誰でも無償でアクセス可能なオープンデータを追加で用いても構いません。その場合にも、出典を明記してください。
    4. データ分析とモデル開発以外に、独自の市場調査を提出資料に含めても構いません。データを引用する場合には、上記と同様に出典を明記してください。

【引用の分量について】

  • 引用はあくまでそれを土台に自分自身の新しい知見を展開するために行うものであることに留意してください。引用は論述の展開に資する一方、引用箇所自体が評価対象となるわけではありません。過去には提出物全体がほぼ引用のパッチワークに終わってしまっている事例も見受けられましたが、このような場合には提出者自身の取組があったとは評価しかねることになります。
  • 目安として、引用そのものは提出物全体の概ね40%以下に留めることが望まれます。一部データセットは一般公開されていますが、特にこれの解析を目的とする資料(可視化・ロジック等)や他者の提出物をそのまま引き写している部分は一切評価対象になりません。ただし、それらの資料を基に自身の考察やオリジナリティのある解析を追加で行う場合は、その差分を明確にしたうえで用いることは構いません。
  • 参考:レポート・論文作成支援(東京大学附属図書館)


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